友人へ贈ったウエディングケーキ
10月婚礼シーズンですね。
これは十数年前に作ったもの。披露宴が始まる前に入らせてもらい組み立て上がって撮りました。
会場内はテーブルセッティング途中なので後ろにまだ設置前のテーブルが置かれています。
リッツカールトン大阪で式を挙げる友人のために作ったもの。
元々はケーキ費用を節約したい友人から、急に電話がかかってきて、ケーキ屋さんに手配するから贈ったことにしてくれとのことだったのですが、
だったら本当に作ってあげる!と宣言しちゃいました。
当時もケーキ作りは大好きでしたが、ウエディングケーキは初めて。
はてさてどうしたものかと本屋に行って見つけたのがこれでした。
加藤千恵先生の本2003年に出版ですね。そういえば2003年6月結婚式だったのでまさに出会いの本です。
当初、保存のきくフルーツケーキにアイシングで華やかにしようかと思いつつも、できればフレッシュケーキでできないかなと考えていたので、2段ケーキの組立方や、会場への搬入のポイントなど詳しく書いてあったのでまさにバイブル。
ひと月前から構想を練って、模型を作ってみたり。
憧れだったキッチンエイドのミキサーも購入。
東急ハンズに土台となるアクリル板をカットしてもらう、上の段を乗せるための円柱のパイプもオーダー。
オーブンの天板が1枚しかなく小さかったので、楽天で見つけた馬嶋屋菓子道具店にオーダー。
材料は富澤商店さんですね。当時大阪だったのでネットショップ大助かりです。
飾り用のリボンやオーガンジーは手芸店でいろいろ探しましたね。
ホテルに運ぶためのケーキが入る発泡スチロールケースや保冷剤も必須です。
加藤千恵先生のサイトの含め、各ショップは今でも利用させていただいています。
事前にミニサイズを試作して味も調整、確認ました。
薄焼きスポンジの4段かさね、間はカシスピューレとフレッシュブルーベリーを散らしたピンク色の生クリーム。外側は結婚式なのでカルピスパターとメレンゲを使ったバタークリームにしました。
(バタークリームの概念が変わった口どけの良いもの)
いよいよ一週間前日曜日に、生花以外の白いバラをマジパンで作成。
食紅の青を花びらを部分的に入れたり。花びら一つひとつ作って組み立てました。
仕事もあるので、帰宅後数日に分けて大量のバタークリームを作り、都度冷凍保存。
合間にリボンを作ったりもしたと思います。
3日前からスポンジを焼き始めます。下のケーキだけでも1段で1.5枚×5=7.5と上の段は0.5×5=2.5、合計10枚ですが何かあってはいけないので12、3枚焼いたと思います。
2日間かけて焼いて、前日生花を購入。深夜から明け方にかけて組立てました。これが時間がかかりました。それを冷蔵庫で冷やし落ち着かせたと思います。
朝、私も参列するので着替えを済ませ、保冷剤を入れた2つの発泡スチロールケースにそれぞれ分けて、また組み立てた時に必要なバタークリームや飾りのマジパンに生花、リボンやオーガンジー、生花にかける滅菌スプレーに各種道具をまとめて持ち、友人に車で連れて行ってもらいました。
当時リッツカールトン大阪から割と違いところに住み、部屋もまあまあ広かったので出来ましたね。
ホテルスタッフもとても親身にしていただき、とてもありがたかったです。本格的でちょっとびっくりされていたような......これは友人の新婦に頼み時間など事前にご連絡させてもらいました。
(ホテルによっては持ち込みNGも多い中、というか10数年前だからできたのかもしれませんね)
完成!お花がたくさんなのは、正直クリームを塗る技はまだないため、視線を花にするため。葉っぱたちは新婦のヘア飾りにアイビーなどグリーンも配したと聞いたので6月ジューンブライドなので爽やかにと思って飾りました。
数日満足に寝ていませんでしたから、正直疲れて友人挨拶も何を話したか全く覚えていないのですが、ましたが出来上がりに満足です。
ケーキカット!どこでも切ってOKですから。
ホテルでのコースデザートはホテルのもの。
そこで披露宴後、下の段は友人を集めたパーティー会場に持っていくことに。
上の段は、新婦が持って帰り家族と食べるとのことで、それぞれまたケースに入れ、下の段は筒を抜いて目立たないように飾りを整えてお渡ししました。
今思えば断面図の写真がないのが残念。
当時は今ほど写メそんなに撮っていませんし、携帯ではなくデジカメで撮ったような...
でも私に自信ももたせてくれましたし、今でも忘れられない思い出です。
自分が結婚することがあったら、作るかな....
睡眠不足は避けたいかも(笑)
0コメント