オンリーダイヤモンド(ミステリーセッティング)
これは私の私物のダイヤモンドピアスの写真です。
ちょっとボケ気味でごめんなさいm(_ _)m
宝石のセッティングの基本は、爪留め=プロングセッティング。
写真右側の小さいダイヤのものが4つの爪で留められているので4点留めと呼ばれます。
GSTVが商標登録も取り、よく登場するのがミステリーセッティング。
もともとは100年ほど前に、ヴァンクリーフ&アーペルで開発されたものです。
宝石自体に小さな小さな溝を切りそこに地金をあて留める技法。
基本的に四角い石(スクエア・プリンセスカットなど)を基本にリカットするなど用いられることが多いです。
そして左のダイヤモンドピアス(0.39ct)の方がオンリーダイヤモンド。
(ロシアダイヤで少しブラウン味があるダイヤです)
GSTVがこれも商標登録しているかと。
その名の通り、ダイヤモンドだけ。
爪が見えない!ということはミステリーセッティングなのです。
ラウンドカットのダイヤモンドに溝を切り留めていく。
四角い石なら、面が直線ですからそこに溝を切る。
ただのはラウンドは丸い、曲線です。
おのずと溝の深さも一定に入れるのも大変です。
もちろんヴァンクリーフ&アーペルでも四角以外の石の形のものもミステリーセッティングしていますが、そのほとんどは数百万円以上というハイジュエリーに施されたもの。
それが写真のように1粒のダイヤモンドに使われているのがオンリーダイヤモンドです。
やはり爪がないと何も遮らないのでさらに石が大きく見えます。
右の石も周りに地金が少しあるので遠目から見ると多少なりとも大きくは見えますが。
(これはPtのネックレスを改作したので、ctは不明です)
ミステリーセッティングの見分け方。
横から見ると、左側のピアスはまさに爪がないのこともそうですがm
ガードルという一番ダイヤの円周が大きいところのすぐ下に溝を切り地金で留めているので、ガードルの下に地金があります。
右の爪留めは、ガードルの上に爪をかけますから一目瞭然ですね。
今は最新技術もでき、セッティングもかなり工夫されていますが、このミステリーセッティングのジュエリーも巷でも見ることができるようになりました。
ですが、ゴージャスなものが多いですね。
またホワイト系ダイヤや、ルビー・サファイヤなどのコランダムが多い。
普段使いできるミステリーセッティングジュエリーはやはりGSTVです。
身につけていると、褒められます✨
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