ザンビア産のエメラルド
昨年のブログでもエメラルドのことを書きました、5月の誕生石ですね。
ベリル属で、アクアマリン・モルガナイト・ゴシェナイト・レッドベリルなどと同じ仲間です。
清々しい5月の青々とした葉を思わせるグリーンカラーですね。
こちらはコロンビア産のエメラルド。
こっくりとしたグリーンが美しいですね。
エメラルといえば、GSTVでは清水さん。日本人で初めて唯一コロンビアの各鉱山まで足を踏み入れた方。
ハイブランドのジュエラーもお取引先です。
そうなんです、エメラルドというとコロンビアのイメージですね。
現在は国が管理を始めました、まさに国の石。
ザンビア産のエメラルド、以前清水さんから石を見せてもらった事がありますが、小粒ながらノンオイルで美しいルースでした。
ザンビア産エメラルドは大きくならない地層で大粒が少ないため、いわゆる上の写真のような中石ものを仕立てるには小さいのです。
エメラルドは内包物が多く、隙間があるためオイル含浸という処理が当たり前に行われています。
ジュエリーに仕立ててあれば問題ありません。
ただ、数十年と受け継がれたジュエリーをリフォームする際は、オイルが抜けていたりすると外した時に割れる可能性がありますのでお気をつけくださいね。
ザンビア産のエメラルドの特徴は、小粒ながら内包物が比較的少ないのです。
そのためカットも工夫したり、オイル含浸もしなくてもいいものもあります。石の大きさもメレサイズですし、含浸処理の手間も省けます。
となると、プリンセスカットにしたり、またカットした石に溝を入れて留めるミステリーセッティングなどもできたりします。
整然と揃った緑色がとても涼やかで美しいですね。
エメラルドの色は、鮮やかな色で暗くなく青緑色から純粋な緑色です。
あえていうなら、コロンビア産エメラルドは暖かくより純粋な緑色。
ザンビア産のエメラルドはクールな印象のより青みが強い緑色です。
透明感と煌めきも持っているので、美しいエメラルド色の海を見ているかのようです。
数十万円のハイジュエリー、代々引き継ぐものでしたら、評価は気になるところですが、
ザンビア産はもともと大粒が取れないため、小さくても高額になります。
ただメレサイズの美しいものをファッションジュエリーとしてお使いになるのもとてもオシャレだと思います。
ましてやミステリーセッティングジュエリーは、本家ジュエラーでも1点ものか、多分仕立てた点数も少ないと思います。お値段ももちろんマンションが買えるくらいでしょう。
カラーストーンの色はまさに好みです。好きか嫌いか。
評価が高くても気に入らなければ着けなくなりますし。
涼やかで美しい青みのグリーン、これからの季節にぴったりだと思います。
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